沖縄・座間味島
阿真ビーチを中心に島の自然を守る活動を続けています。


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カメだけでなく、魚やカニ、貝やサンゴなど、海のなかまたちみんなのために、どうぞよろしくね!

ウミガメなど海のなかまたちと
 なかよく楽しい時間をすごすために、
   次のことをみんなで守りましょう!

●ウミガメや魚たちを追いかけたり触ったりしない
(カメたちが警戒しない距離でそっと見守ろう。
 その方がかえってゆっくり自然の姿を観察できます。)
●ウミガメが息つぎをする時は特にそっと、やさしい気持ちで見守ろう
(カメにとって水中が見えなくなる瞬間なので、特に怖がります。)
●海底に足をついたり、立ち泳ぎで砂を巻き上げないようにしよう
(サンゴや小さな生きものたちが生活しています。)
●餌付けは絶対にやめよう!
(自分で食べ物を獲れなくなったり、添加物で病気になったり、
 水質が富栄養化して海全体の自然が壊れたりします。)
●ゴミは必ず持ち帰ろう!
(ウミガメやイルカは、海に漂うビニールをクラゲと間違えて食べ、消化不良で死ぬことがあります。
 食べ物の匂いや味が残ったビニルやプラスチックをヤドカリが食べている光景もよく見かけます。)
●貝殻や石を積んだり、砂山を作って遊んだ後は、元の自然の状態に戻して帰ろう
(産卵のため上陸した母ガメや海へ旅立つ子ガメの障害物になります。)
●日焼けは帽子や長袖で予防し、日焼止め剤の使用はできるだけ控えよう
(水質悪化やサンゴの白化現象をひきおこします。)
●ビーチでの焚き火や花火はやめよう
(砂浜では、ヤドカリやカニ、貝の仲間などが暮らしています。
 また、光や匂いでウミガメが産卵をあきらめてしまいます。)
●懐中電灯や携帯電話など、ライトの使用は必要最小限にしよう
(キャンプ場などからも、できるだけビーチへ強い光が漏れないよう、お願いします。
 人工的な明かりがない方が、満天の星や月、波間にキラキラ光る夜光虫を楽しめますよ!)

 魚肉ソーセージの包みを誤って食べたマトフエフキ
消化できず、内蔵にひっかかったまま引きずって泳ぐ

 調味料のついたサランラップを食べるオカヤドカリ
匂いや味がするため、ラップ自体をかじって食べている。

*ウミガメの未来のために・・・* 
座間味島では4月末〜9月末にかけて、ウミガメが砂浜に卵を産み、その2ヶ月後、卵から孵った子ガメたちが砂からはい出して、大海原へと旅立っていきます。
母ガメは天敵に卵が狙われないように、夜、人気のない砂浜に上陸し、卵が安全に育つ場所を注意深く選び、産卵します。人工的な明かり、花火やたき火の匂いなどがあると警戒して、産卵できません。
子ガメもまた、天敵の少ない日没後に地上に出て、波の白さや月明かりに照らされる水面の明るさを頼りに、海をめざします。本能的に明るい方へ行く習性があるため、近くに明かりがあると惑わされて
しまい、海とは違う方向へ行ってしまいます。また、わずか数cmの小さな子ガメにとって、ゴミや砂山などは大きな障害物となり、なかなか海へたどりつけないばかりか、オタオタしているうちに、
天敵に食べられてしまったり、体力を消耗して、力尽きたりしてしまうのです。