東日本大震災

from Asuka_Takamatsu@Umima-ru

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震災があって、人と自然との関わりを改めて思いました。
原発の問題は、特に深刻です。
「自然を操作」するのではなく、
自然の恵みや力を「生かして」、心豊かな生活を実現させることが、人間の本来だろうと思います。

想像を絶するほどに多くの尊い命が失われ、家族や友達が引き裂かれ、たまらなく心が痛いです。
そして、あんな過酷な状況の中で、お互いに思いやり、助け合ってがんばっている姿に涙が止まらない。
自然とともに生きてきた東北の人たちだからこそ、強くやさしい人が多いのだと思います。
これが東京の都心で起きていたら、いったいどんなことになっていただろうか。

震災後、あわてて義援金や支援物資をあちこちに送っている時には、
今年は本などの出版はあきらめて、制作費や取材費をすべて寄付してしまおうと思っていました。
けれども、被災地の方々から、自分たちの写真集やカレンダーが喜ばれているとの声を聞いた時、
やっぱり出していこうと思ったのです。
自分らうみまーるのやるべきことは、何よりもやはり、撮影をして本などにして伝えていくことだと。
自然からもらう元気を届けることだと。

今はまだ、海自体が苦しい方もたくさんいらっしゃるかもしれません。
でも、いつか、
やっぱり海っていいね、
海にもいっぱい地球の仲間たちがすんでいるんだねと、
自分たちの遠い故郷をいとおしく思える日が一日でも早く訪れるよう、がんばりたいと思っています。

日本が、世界が、人間が、試されている時なのかもしれません。
見直すべきことも、何が大事なことなのかということも、
地球の一員としての人間の生き方を、問いかけられているようにも思います。
自然に対して謙虚に寄り添って生きていくことが、
実は、とても楽しい事であったり、快適だったり、安全であったりする。
そんなことを、いろんなテーマを通して、さらに伝えていけるよう、がんばりたいです。
犠牲になった多くの人たちのためにも、みんなで乗り越えて、より素敵な日本(地球)にしていきたい。
それぞれができることで、ともにがんばっていきましょう!

うみまーる・あーす(高松明日香)